RTだいあり〜

 

楽しむということ。楽しめるということ。

先日、今年の6月でウチの教室を突然やめることになった女性が、しばしの別れ(?!)の挨拶にやってきた。
(来週末には、日本を発つ。)

実は、彼女の仕事の関係で海外で2年間勉強してくることになったそうだ。
思えば、まるまる4年以上のつき合いになった。

私のところへ来だした時は、結構、大変だった。
どちらかというと、シャイなタイプなので、最初は、まだまだ気持ちを閉ざしている部分も多かったと思う。

たかが趣味でヴァイオリンを弾くぐらいで、何をそんなに悩むの?と思う方もいるかもしれないが、彼女にとっては、当時、相当な悩みだったに違いない。

私の所へ来る前には、おそらく私などと違い、コンクールなどにも生徒を送り出すくらいの先生に習っていたようで、相応にレッスン料も高かったようで、さすがの私も、アマチュアなのにそんなに払っていたの?と思ってしまった。

本人は、ヴァイオリンが上手くなりたい一心で、一生懸命やっていたようだが、どうも自分が思うような技術の向上(だけではないと思うが。。。)がはかれず、ジレンマに陥り、悩み抜いて、ウチのサイトを見つけて、とりあえず、相談にやってきた。

その年の夏からやってきて、丁度、秋口には発表会(今年も11/10に有りますよ!(笑))を予定していたが、彼女は、来だして間が無かったし、とにかく、テクニック的なことを一からやっていたのに等しかったので、本人の希望を聞き、ソロ演奏は出演せずに、最後のアンサンブルにだけ出演した。
(今の、守口シティ・フィルの全身ね。)その年の発表会が終わり、別の日に、生徒達と集まって打ち上げを行った。

その打ち上げの最後に、みんなに一言ずつ、感想や豊富を語ってもらったところ、彼女は、「今までヴァイオリンを弾いていて、このアンサンブルが(みんなと)一緒に演奏できて、本当に、今までで初めて楽しいと思った。」と言って、目を潤ませて、ほとんど泣きそうだった。

実は、彼女ほど、レッスン中に、何度も目を潤ませた子(いい大人ですよ!(笑))はいない。
(こっちも、何度も泣きそうになってしまった。(^^;))

私がしかりつけて泣いたのではなく(笑)、今までに出来ないと思っていたことが、ようやく少しずつ、コントロール出来るようになってきて、それまで、頑なだった心が開いてきて、ガマンしていた事が、吹き出てきたのだと思う。

最初の頃は、私自身も多少、気を遣いながら話しをするところがあった。

この間、最後に会った時は、本当に別人のように明らかに違う。

何しろ、二人で、色んな事を、うだうだ話しをして、爆笑したり、なつかしんだり、、、、はたまた、今度、
ウチの教室を突然(そんなのばかり?)やめることになったAさんの事を、色々心配して話しをしてみたり。。。
気が付いたら、1時間半ほどずっと二人でしゃべりっぱなしだった。

帰り際、というかホントの別れ際、私も「本当に楽しんで弾けるようになってくれて良かった。」ひとこと言ったら、本人も、うなずきかげんに笑ってくれた。

またまた目が潤んでいたが、今度は、嬉しかった事がこみ上げてきたのだと思う。

2年後、無事に日本へ(大阪へ!)帰ってきたら、また、一緒に楽しくやりましょう!!
いってらっしゃい、Sさん。

a-Column 1.42 arr by Reiko Yasuda Last Update : 2002/10/23