先日、音楽教室のお問い合わせフォームに、ヴァイオリンを弾いているあるアマチュア演奏家からレッスンについての問い合わせが入った。
今まで、これが出来ない、あれがやりにくい、何故?っと思っていたことが、『おけいこBBS』をご覧になり、解決への第1歩を一気に踏み出したそうだ。
しかし、それだけでは納まらず、光栄なことに、実際に私にレッスンを受けてみたいという思いに駆られたらしい。
ただ、物理的な条件が合うか合わないか。。。
なぜなら、彼女は現在、関東圏に在住している為だ。
しかしながら、BBSの投稿の中に、『関東へ出向いた際にレッスン出来るかもしれない』と書いてあるのを見過ごさなかったらしく、今回の連絡を頂くことになった。
色々と物理的な条件をクリアしていかなければ成立しないので、多少時間がかかったが、本人の前向きな気持ちにほだされて一度お会いする事にした。
待ち合わせの時間に、彼女がやってきた。
ああいうとき、不思議なモノで、はじめて会うのにパッと顔が見えた瞬間に、その相手だ!と分かってしまう。
練習室を借りている時間の都合があるので、(待ち合わせ場所)そこでコーヒーを飲みながら少し話しをした。
まるで初めて会ったようには思えなかった。
いま解決したいと思っている(曲の)スコアやパート譜、ヴァイオリンの教本等々、手品のようにつぎからつぎへと彼女のカバンから出てくる。
それぞれ、ビックリするくらいの量の(本人による)書き込みがしてある。
場所を(練習室へ)移動し、早速、演奏を聴かせてもらう。
勿論、今、沢山の演奏についての悩みを抱えているわけなので、テクニック的な事にはそれぞれ不足があるのはやむを得ないし、多少の緊張のせいか音を間違えたりというこもあったが、そんな事は目じゃなく、兎に角、前向きに音楽を表現したいという気持ちがとても良くあらわれた演奏だった。
久しぶりに、『気持ち』の入り込んだアマチュア演奏家の奏でる音を聴いた。
この日ははじめてだったし、とりあえず、あれもこれもと短時間の中で盛り込まなくてはいけなかった。
しかし彼女は、迷子になった森の中から、無事に生還するための出口を賢明に探し、これが出口につながるかもしれないという『光明』を見いだしてくれたように思う。
この光明をたどっていけば、彼女は、きっと、自分の気持ちを表現できる、(質の)良いアマチュア演奏家へと変貌を遂げるだろう。
何とか、彼女の(演奏の)手助けが出来ればと、私自身も願い、そういうレッスンを是非とも実践出来るように心がけたいと、あらためて思った。