昨年、6月頃からヴァイオリンを始めた時は3歳だったりょうすけくん。
(昨年の)秋の発表会を経験してから、やっと、ヴァイオリンのレッスンが面白くなってきたらしく、最近は、大声を出して嵐のごとく(?!)泣き叫ぶことが無くなった。今は4歳になり、ちょっとはお兄ちゃんになったようだ。りょうすけ君がヴァイオリンのレッスンにやって来るときには、お母さんと一緒に、ほとんど妹のゆうみちゃんがついてくる。ちっちゃい子供のレッスンは、エネルギーがいるし結構大変なものだ。そこへきて、このやんちゃな妹のゆうみちゃんが、レッスンのあいだ中ちょこまかしているのだ。私は、いつもこのおちびさん達のレッスンの時には、『秘密兵器』を使っている。
実は、レッスン室のピアノの上には、いつも、スヌーピーの人形や貯金箱がたくさん並んでいるあいだに、『ガムボール・マシーン』を置いてある。これが『秘密兵器』。
だって、この『秘密兵器』の威力たるや、馬鹿に出来ないのだ。今日も、例によってりょうすけ君のレッスンの終わりかけに『今日は、とってもよく頑張ったからガムをあげようね。』と言うと、もう、待ってましたと言わんばかりに元気はつらつな‥‥‥と言うか、大声で『は〜い!!』と返事をする。それで、ガムボルマシーンを手に取り、りょうすけ君がそのガムボールマシーンのつまみ(というかスイッチ。)をひねる。ぐりっと回すとガムが出てくる。出た出た。
今日は、白いのが出た。続けて、妹のゆうみちゃん。彼女は、お兄ちゃんのレッスンについてくるだけで、その恩恵を(?!)受け、なぜだか、ガムやらアメやらもらって帰るのだ。この日も、お兄ちゃんの次にガムボールマシーンのつまみを回した。ゆうみちゃんのはブルーだった。さあ、これでおしまい。だったはずなんだけど、急にりょうすけ君がごてだした。
どうやら、ガムの色が気に入らなかったらしく、妹が出した『ブルー』のがほしかったらしい。私も、お母さんも、はなから甘いことを言わずに何とかなだめていたが、りょうすけ君の手足は固まり、わんわんと大粒の涙を見せ始めた。っとすると、ちっちゃな妹のゆうみちゃんが、自分の引き当てた(?!)ブルーのガムを、親愛なるお兄ちゃんに『はい!。おにいたん。』と言って渡した。その途端に、山の天気の様に荒れかけていたりょうすけ君のごきげんがすんなりもどり、万事解決してしまった。こんなおちびちゃんたちの、美しい兄弟愛を垣間見てしまった。(R)